セロトニン イライラ

セロトニンの主な働きとイライラとの関連性

セロトニンの一番の働きといえば、ノルアドレナリンとドーパミンのバランスを調整することです。

 

ここで「ノルアドレナリン」と「ドーパミン」の説明を簡単に。

 

ノルアドレナリン

ノルアドレナリンは人間がストレスを感じたときに分泌されるホルモンです。

 

これは人間だけではなくて、動物全般に当てはまることなのですが、動物が危険を察知したり、不安、恐怖を感じたりすると、このノルアドレナリンが分泌されて、心拍数や血圧を上昇させて身体を緊張させます。

 

恐怖を感じる女性

危険を察知しているのに「のほほーん」としていたら、自らに危険が及ぶことは明らかですから(例えばシマウマがライオンに遭遇したときなど)、自分の意識とは関係なしに、自律神経が作用して、心拍数を高め、身体を緊張させるわけです。

 

人間には「あがる」という精神状態がありますが、これはまさにノルアドレナリンが分泌されている状態です。

 

みなさんも、たくさんの人の前で何かをしなければならないときに、心臓が「バクバク状態」になった経験があると思いますが、あれなどはノルアドレナリンが心拍数を高めている証しなのですね。

 

余談ですが、ノルアドレナリンと似たホルモンに「アドレナリン」というものがあります。

 

ノルアドレナリンが脳、すなわち精神的なものに作用するのに対して、アドレナリンは肉体的なものに作用します。

 

「火事場の馬鹿力」という慣用句がありますが、「火事」という切迫した状況では、人間は日頃は出すことはできないくらいのとんでもない力を出せると言います。

 

これはまさに「危険」や「恐怖」を感じた人間に、アドレナリンが肉体的作用を生じさせている瞬間だと言えます。

 

ドーパミン

一方ドーパミンはノルアドレナリンと対極をなすようなホルモンです。

 

ドーパミンが分泌される瞬間は、人間が「快感」を覚えた瞬間です。

 

この快感の定義は難しいのですが、もの凄い努力の末に何かを達成したり、成功によって人から称賛されたりしたときにドーパミンが分泌されて「快感」を得ます。

 

やる気まんまんの女性

簡単にいえばこの快感は「ご褒美」のようなもので、人間はこのご褒美の素晴らしさを知ってしまうと、さらなるご褒美を目指して「やる気」を高め、目標に向かって突き進みます。

 

好きなことなら時間を忘れ、疲れも知らずに何時間でも没頭できる。こんなときはおそらくドーパミンが大量に分泌されているときなのでしょう。

 

けれどそんなドーパミンにも負の作用があります。

 

それは、タバコやアルコール、または薬物やギャンブル。これらのことに快感を覚えてしまうと、どんどん深みにはまってしまう。ドーパミンにはこのような依存症的側面もありますので注意が必要です。

 

 

さて、本題のセロトニンですが、セロトニンはこのようなノルアドレナリンとドーパミンのバランスを保つ作用があるのです。

 

ノルアドレナリンの分泌だけが過剰になってしまうと、常に緊張状態が続き、落ち着きがなくなり、常にファイティングポーズをとっているような攻撃的な側面ばかりが顔を出すことになります。

 

もちろんこのような状態では「イライラした気持ち」も全面に出てしまうことになります。

 

一方ドーパミンの分泌だけが過剰になってしまうと、先ほども少し触れた「依存症」の傾向が強くなってしまいます。

 

依存症の傾向が強くなると、仮に「それができない」、「それが得られない」状態が長く続いてしまうと、当然「イライラした気持ち」も高まっていってしまいます。

 

なので、人間の体はよくできているもので、そんなことが起こらないように、セロトニンはノルアドレナリンとドーパミンのバランスをうまく保っているわけです。

 

 

バランスのイメージ

ただし、そんなセロトニンも体から不足してしまうことがあるのです。

 

そうなってしまうと、もう「イライラ」に歯止めが利かなくなってしまいます。

 

セロトニンが体内から不足する原因はいくつかありますが、大きな原因となるのはストレスです。

 

現代社会ではストレスを回避することは容易なことではありませんが、次のようなセロトニンの分泌を促すいくつかの方法を積極的に実践し、セロトニン不足を補う習慣を身に着けてみましょう。

セロトニンの分泌を促す方法

太陽光を浴びる

朝に太陽の光を浴びることはセロトニン神経を活性化させることにつながります。

 

また、朝日を浴びることは一日の体内時計をリセットすることにもなりますので、セロトニンの分泌に必要な規則正しい一日を送るきっかけを作ることにも役立ちます。

 

セロトニンの分泌を促すためには、最低でも30分程度朝日を浴びるようにしましょう。

 

リズム運動

適度な運動もセロトニンの分泌には不可欠になります。

 

中でも一定のリズムを刻む運動は効果的、ジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳など、同じ動作を繰り返す運動を最低15分間継続することで、セロトニン神経は活性化されるといわれています。

 

食事

体内でセロトニンを作るにはトリプトファンというアミノ酸が必要になってきます。

 

トリプトファンは豆腐や納豆などの大豆製品、チーズやヨーグルトなどの乳製品、それにカツオやマグロなど、比較的たんぱく質を多く含む食品に含まれています。

 

ただ、栄養素というものは互いに影響し合う相乗効果の上に成り立っているものが多いですので、トリプトファンだけの摂取にこだわらず、常日頃から栄養バランスの取れた食習慣を意識するように努めたいものです。

 


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